下北沢商店街を、外国人留学生たちと歩く...!
居酒屋について、説明
ドジョウを英語で何というか?質問されて戸惑う・・・
2度に渡って、日本に留学中の学生達と一緒に下北沢の街を散策した。目的は、オリンピックを控え海外からの観光客を下北沢に呼び込むことを、前提にした調査になる。今回は、主催者のサポート役として同行した。まずは、外国人の目線で現状の「街の課題や改善点」などを、実際の街を歩きながら 「ゆる~くヒアリング」、その後、「ワークショップ形式でディスカッション」をした後、アンケート用紙に記入するという流れ。
参加者の殆どが、近くにある東大・東工大の学生達ということもあり、しっかりとした価値観を持って街を観察していた。とにかく、多様な国籍の学生(フランス・スペイン・ボリビア・ネパール・インド・ボリビアetc...)が集まっていたので、街に関する感覚のとらえ方の違いや食やファションに対する趣向なども含め、全く違う背景を持っていることが分かり、とても有意義な時間を過ごせた。
中でも、印象に残ったのがスペイン人の建築工学を専攻している青年が、「ロンドンのカムデンタウンに似ている」という発言があり、確かにそうだと実感した。今まで、近くに住んでいて考えたこともなかった発想だった。客観的に外から捉えた方が、新しい価値に気づくことが多くある様に感じた。 http://london.navi.com/miru/66/
特にヨーロッパの学生達は、下北沢のユニークなお店が数多く集まっていることや、安全でリーズナブルで庶民的なところが気に入っていた。
新宿や渋谷は、人が多くて階層が何層にもなり複雑で迷路みたいで分かりにくい、下北沢は、駅を中心(シンボル)コンパクトにまとまっていて分かりやすい、道に迷っても直ぐ駅に戻れるところが良い点だそう。
都心に展開するチェーン店や百貨店などでは、売っていない古着屋・アンティーク雑貨etc...ここでしか手に入らないビンテージ感が、心を揺すられている外国人リピーター客を増やす理由の1つだと言える。しかし、渋谷からアクセスしやすい環境にあるが、まだ広く外国人観光客には知られていない。
下北沢は都心にはない、ゆったりとして落ち着いた街で、独特な雰囲気があると感じている。より、日本の庶民の生活や文化を感じられる街なのだ。
小路ばかりなので、知り合いにバッタリと会える(実際にツアー中に2度あった)機会がある。
ヨーロッパには、皆が集まる広場があるけれど、日本には数少ないという指摘もあった。
公園がないので、待ち合わせや歩き疲れたら休めるスペースなどが欲しいことや、どこに何があるのか分かる、【英語の看板やハンドブックの他に店の詳細情報(価格・メニュー・調理内容)がすぐ探せるサイト】がある便利との声もあった。
日本風にアレンジされた他国の料理も魅力的なようだ。また、B級グルメ(ラーメン・お好み焼き・カレー・たこ焼き・焼き鳥)も人気だが、知らない留学生も多くいた。もっと、食べ方や作り方などの詳細をカテゴリー別に、情報を整理して発信する必要性を感じた。
食・看板メニューに関して、英語表示のメニュー・アレルギー表記・ベジタリアンやハラール対応の有無など課題がたくさんあった。
駅前の看板は、日本語のみ
日本語のメニューでも、写真があると安心するそうだ
ワークショップ終了後、商店街の忘年会にも参加♪
今回の調査では、留学生から教えられたり、じっくり街を視察することで、改めて気づくことがたくさんあった。とても有意義な時間を共有できた。
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