【ライフスタイルのREデザイン】サーキュラーエコノミーとは?①
皆さん、『サーキュラーエコノミー』という言葉をご存知ですか?
循環経済は、ビジネス、社会、政治にとって重要な、今まさに取り組むべき課題であり、世界経済にとっても優先課題です。
私たちが正しい行いをすれば、循環経済は環境面での重要な利点をもたらすと同時に、コストを削減し雇用を創出できるので事業を大幅に強化することができると言われています。
そう言われても、私たちの生活にどう関わりがあるのか?ピンと来ない感じがします。
身近な取り組み事例をご紹介します。
「Loop」のショッピング・プラットフォームです。Loopは、「捨てるという概念を捨てよう」というミッションを掲げ、世界20ヶ国以上で廃棄物問題に取り組んでいる米国発のソーシャルスタートアップ、テラサイクル社が立ち上げた革新的なサーキュラーエコノミーのプラットフォームになります。
Loopの特徴は、従来使い捨てにされていた一般消費財や食品の容器を繰り返し利用可能な耐久性の高い素材に変え、使用後は消費者の自宅から容器を回収し、洗浄、補充した上でリユースをするという、新しいショッピングシステムを生み出しています。
世界中でプラスチックをはじめとするゴミ問題が深刻化し、2019年1月には中国が資源ごみの輸入を禁止するなど、日本国内においても早急な対応策が求められています。Loopは今後日本においてどのような展開を考えているのでしょう?
日本では、2014年から花王と共同研究プロジェクトをスタートし、2015年には詰め替えパックをリサイクルするパイロットプログラムを始めました。
最初は徳島県の上勝町ではじめ、その後は鎌倉、女川、石巻で実施しました。他にもロレアル社とは化粧品容器のリサイクルプログラムを、その次はライオン社と歯ブラシのプログラム、P&G社とのクルマ用消臭芳香剤リサイクルプログラムに取り組みました。
徳島県の上勝町で、プログラムが実施されていたとは知りませんでした。しかも、5年も前に…!
次回も、サーキュラーエコノミーと「Loop」テラサイクル社について、お伝えしたいと思います。
(ideas for good参照)
最近のコメント