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2020年9月 9日 (水)

【ライフスタイルのREデザイン】サーキュラーエコノミーとは?②

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『Loopが生まれた背景』
テラサイクル社のリサイクルプログラムの目標は、廃棄物のリサイクルを可能にすることです。しかし、リサイクルのために全ての廃棄物を回収するのは不可能ですし、限界もあります。そこで、新たなビジネスとなり、そもそも根本的に“廃棄物”をなくすアイデアを探していたところ、創業者が牛乳配達のような仕組みをもう一度復活できないかと思いつき、そこで生まれたのがLoopです。
 
使い捨て容器が増えた理由はとてもシンプルで、「軽くて」「安く」、そして「便利」だからです。何も洗う必要がなく、ただ捨てるだけですから。結果として使い捨て容器はどんどん増えていきました。もともとは飲料会社も牛乳配達も、みんな瓶で販売していました。スーパーでガラス瓶を買い、飲んだ後にそれをスーパーに戻すとデポジットの5円が戻ってくるといった仕組みです。瓶を洗ったり戻したりするのが面倒くさいという点はありますが、その時点では容器はメーカーのものだったのです。
 
しかし、現在では容器も中身も販売していますので、メーカーとしてはやはりコストダウンのために「安く」「軽く」作りたくなります。また、そのほうが消費者にとってもベネフィットがあります。だからこそ、使い捨て容器を使う人が増えたのです。
問題は、容器を「軽く」「安く」作ったことで原料価値が減り、コストをかけてリサイクルする経済合理性がなくなったという点です。それでゴミ問題が起こったのです。
 
そのため、Loopでは、どのようにこの便利さとコストの問題を解決できるかを考えました。コストについては、10円で使い捨て容器を作るより、50円かけて30回使い回せる容器を作ったほうがコストを抑えられます。テラサイクルでは容器包装会社と協働し、Loop専用の容器の作り方やノウハウをメーカー側に伝えます。また、ユーザーにとっての使い捨ての便利さという点については、一般的なリサイクルやリユースの場合は丁寧に容器を洗う必要がありますが、Loopでは洗わずに捨てるのと同じ感覚で回収バッグに入れるだけでよい仕組みを創りました。
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『テラサイクルの歴史』
創業者のトム・ザッキーが2002年の大学在学中にミミズの糞を肥料に変えるというアイデアを思いつき、大学を辞めてテラサイクルを設立したのがはじまりです。最初は肥料を商品化したかったのですが、肥料を入れる容器を作るお金がないため、使い捨てペットボトルを回収して洗浄し、その中に肥料を入れて販売しました。この肥料を全国のホームセンターで販売できるようになり、そこで彼は「廃棄物が商品になる」ということに気がつきました。
その後、徐々に小規模なリサイクルプログラムをはじめていったのですが、最も盛り上がったのはクラフトフーズ社との取り組みです。子供たちが学校に持っていく、ストローを挿して飲むパウチのドリンクがあったのですが、これにアルミ箔とプラスチックがついておりリサイクルが難しく、埋め立てしかできないことからクラフトフーズは相当なクレームを受けていました。そこで、テラサイクルがそのパックを加工してリサイクル原料を作り、その原料をアウトドア用品メーカーに売るという取り組みを始めました。回収するドリンクパックの量を増やすために学校に声をかけ、学校から引き取る代わりにテラサイクルポイントを提供するという仕組みも作りました。このプログラムはかなり成功し、クラフトフーズ社にも大変喜んでいただきました。プログラム開始時点にアメリカで1,000億円だった売上が、数年後には特別なプロモーションをしなくてもリサイクルをしたというだけで1,500億円まで伸びたのです。これは、市場が増えたのではなくマーケットシェアが伸びた結果でした。この経験から、メーカーがリサイクルをすれば消費者は認めてくれて、ブランドイメージもアップでき、場合によっては売上にもプラスの影響があるということを我々は学びました。
 
そこから、次々に様々な企業でのリサイクルプログラムが立ち上がりました。最初はスナックフードなど食品のリサイクルが多かったですが、北米からヨーロッパへ、そして2013年にはオーストラリアへと活動が広がり、2014年1月からは日本でトゥルースピリットタバコカンパニーと協働した吸い殻のリサイクルプログラムが始まりました。
その後、日本では2014年から花王と共同研究プロジェクトをスタートし、2015年には詰め替えパックをリサイクルするパイロットプログラムを始めました。最初は徳島県の上勝町ではじめ、その後は鎌倉、女川、石巻で実施しました。他にもロレアル社とは化粧品容器のリサイクルプログラムを、その次はライオン社と歯ブラシのプログラム、P&G社とのクルマ用消臭芳香剤リサイクルプログラムに取り組みました。
まだ、私たちにとって身近な活動ではありませんが、今までのライフスタイルを見つめ直す、良い取り組みだと思っています。
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IDEAS FOR GOOD 参照

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